突然ですが。
こないだ、単焦点レンズを買っちゃいましたΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
一眼レフの交換レンズは、種類が多くてなにがどうなんだか難しいです。。
というわけで今回は、ファミリーユースでも一応抑えておきたい交換レンズのポイントについてまとめてみました。
レンズ選びに必ず出てくる焦点距離と画角と明るさ(F値)
その前に画像素子(イメージセンサー)
レンズを語る前に、知っておく必要があるのがイメージセンサーのサイズです。
イメージセンサーとは、フィルムのようなものでレンズから入ってきた画像を認識する部品のことです。800万画素とか1200万画素とかスマホのカメラの宣伝でよく出てますよね。これもイメージセンサーの機能を表す一つの数字なのですが、実は画素数より重要なのが大きさです。
一応共通規格があり大きい順に、
フルサイズ→APS-C→フォーサーズ→1インチ→1/1.5→1/1.7→1/3.2 と続きます。
イメージセンサーは、かんたんにいうと大きいほど美しく撮れると言えます(ほんとは、これに画像エンジンやレンズの優劣が掛け合わされるのでそう単純じゃないですが)。
つまりフルサイズのイメージセンサーが一番画像がよく、そのため高価で高級機、ということになります。またフルサイズのイメージセンサー分、カメラ本体が大きくなります。
APS-Cやフォーサーズは、そのコンパクト性から、さまざまな機種に使用されています。たとえばフルサイズデジイチからみて価格勝負ができるエントリーモデルのデジイチや、小型軽量が謳い文句のミラーレスデジイチ、あとはコンパクトカメラだけど画質は妥協を許さない的な高級コンデジとか。
このサイズのイメージセンサー搭載機は、レンズの性能や他のソフトウェアの性能などで各メーカーがしのぎを削るエリアなので、ほんと比較がむずかしい(汗)。
性能や価格、いわゆるコスパ的なもののほうかに、単なる好みといった感覚的な判断が多分に入ります。
ちなみに僕の買ったEOS Kissシリーズは、APS-C搭載です。
焦点距離
前置きが長くなりましたが、続いて本題のレンズ。焦点距離です。
カメラのレンズには、焦点距離と呼ばれる数字があります。レンズをよく見ると、○○mmと書かれてますよね、これが焦点距離です。
焦点距離とは、ピントを合わせた状態のレンズから画像素子までの 距離のことですが、数字が大きくなるほど遠くのものが大きく写せると覚えればまずは大丈夫です。
焦点距離が1つだけ書かれているのは単焦点レンズ、18-300mm 等、数字に幅があるのが、ズームレンズと呼ばれているものです。
コンデジやスマホで、自分は動かさずに、被写体を大きく(ズームアップ)しますよね。これがズームレンズです。ズームレンズは、"最短焦点距離 - 最長焦点距離"が記載されています。
ちゃんとコンパクトデジカメのレンズにも表記されてますよ。
そして、レンズは焦点距離によって以下のように分類されます。
- ~ 12mm 超広角レンズ
- 18mm ~ 30mm 広角レンズ
- 35mm ~ 85mm 標準レンズ
- 100mm ~ 300mm 望遠レンズ
この数字はフィルムカメラ時代の35mmカメラ(フィルムのサイズが35mm)での焦点距離を書いています。イメージセンサーサイズでいうと、フルサイズの画像素子です。
ここで注意が一つ。
フルサイズの焦点距離とことわっているように、上述したイメージセンサーのサイズでレンズ表記の焦点距離と実際の焦点距離が変わってくることを覚えておく必要があります。
とくに単焦点レンズを買う場合にこの焦点距離が効いてきます。例えば、見た目に近い画角としてよく50mmのレンズが上がりますが、これはフルサイズでの話。APS-Cのカメラなら30や35mmアタリがこれに該当します。まちがって50mmのレンズを買っちゃうと、結構望遠よりのレンズになるので気をつける必要があります。
APS-Cの場合は、だいたいフルサイズの焦点距離の1.6倍といわれているようです。が、覚える必要はあまりないかも。ネットで簡単に見つけることができます。
画角について
画角とは平たく言うと、映る範囲。それを角度で示したものです。
画角が広くなる(広角)と、写る範囲が広くなり、
画角が狭いと写る範囲が狭くなります。
画角は狭くなりますが、写真(フレーム)に対して、被写体は大きくなりますね。望遠が効いているということです。
つまり、
となります。
画角が標準、つまり標準レンズは、人の見た目に近い画角、ということを意味していて、初心者にとってフレーミングし易いという利点があります。
逆に広角レンズは映る範囲が広くなるため、 集合写真を撮りたいがあまり後ろにさがれない、といったシチュエーションで活躍します。
3つめのポイント レンズの明るさについて
レンズの明るさは、絞り値(F値)と呼ばれています。
「絞り」は、言ってみれば目の瞳孔です。
- 瞳孔が広い=暗い場所を見る=絞りを開放している
- 瞳孔が狭い=明るい場所を見る=絞りを絞ってる
と覚えれば覚えやすいかと...
絞り値には、F1.4、F1.8、F2.0、F2.5、F2.8、F3.5、F4 ...とありますが、数字が小さいほうが絞りを開放していることになります。一般的には、単焦点レンズのほうが絞り値が高く、明るいレンズとなります。明るいレンズは部屋撮りなど蛍光灯の明かりしか無い場合は、大活躍します。
望遠レンズやズームレンズは、普及価格帯のレンズはどうしても暗いレンズになります。
望遠レンズで明るいものがほしい場合、車1台買えるぐらいの値段がしたります。
よく野球中継などでバズーカーみたいなレンズ持っているカメラマンがいるとおもいますが、アレです。
ちなみにズームレンズは、移動する焦点距離で明るさが変わるので、F3.5-5.6 などと表記されています。
絞りはボケ具合にも関係がある
絞りの効果は、光を取り入れる量と、もう一つ「ボケ」の効果があります。
こちらが、絞って撮影
こちらが絞りをほぼ開放して撮影したもの
絞りを開放すると手前にピントがあって、奥はボケているのがわかるとおもいます。
このように、F値が小さいレンズは、ピントがあっている部分を操作して、被写体を浮かび上がらせることが可能になる、ってわけです。
(作例がしょぼくてすみません。)
キットレンズの次にほしいのは明るい単焦点標準レンズ
まとめますと、大体入門機のキットレンズはズームレンズになっていますが、これは手軽に標準から望遠まで楽しめるように、という配慮でセットにされているものです。
が、どうしても普及価格レンズなので、暗いレンズになってしまいます。
かといって、いきなりバズーカーレンズなんて持てない。じゃあどうするか。
子供の運動会は、外ですからそれほど明るいレンズじゃなくても事足ります。
それより、子供やペットと部屋にいるときにかわいーって、撮りたくなったとき、でもフラッシュしたくないー、ってときに活躍するのが、明るい単焦点レンズなんです。
部屋だと自分で子供やペットに寄れるから、ズームなんて不要です。
おすすめレンズはこちら
Canon単焦点レンズ EF-S 24mm
このサイズ、かなり魅力的ですよね~。このレンズをつけたら一眼レフとは言えないサイズになります。ただすこし暗いのが玉に瑕。Canon純正がいい、という方へ。
SIGMA 単焦点レンズ Art30mm
ぼくが買ったのはこちらのレンズ。CANON標準より若干フォーカス時間がかかるとか言われていますが、まったく不便さは感じてません。なんせ、この明るさでこの値段はとっても嬉しいかぎりです。