早いものでもう6月。梅雨があけると夏到来です。
海水浴や、山での川遊びなどで大活躍する水中カメラを集めてみました。
まずは選び方からです!
汎用的な水中カメラ(防水カメラ)を選ぶ
水中カメラといってもピンきりですので、使うシーンで的を絞る必要があります。今回はファミリーユース向け、海水浴で子どもと一緒に海に入ったとき、もしくはシュノーケリングなどで子供にもたせて水中を撮影させるなどの使い方を想定します。
まちがっても、ダイビングなどでも使える(高防水機能)、丘の上でも最高レベル(防水機能分高価になる)というような選び方はNGです。そういう時はそれぞれで必要な専用機を買うようにしましょう。
さて、押さえておきたい具体的なポイントはこちら。
暗いところでも明るく撮れる機能
水中で撮影するということは、地上より太陽光が少なくなるので地上で撮るよりどうしても画像が暗くなります。
そのため、できるだけ明るいレンズがいいといわれています。具体的にはF値(F2.0とかF2.8とか)の低いものを選びたいとおもいます。
ただし、同レベル機種で最高値のものにいきなり飛びつくのは避けるべき。一段下がっても、ISOや画像素子の機能でカバーできることもありますし、レンズが明るいからといってムダに高価な可能性もあります。ここは値段と機能のバランスを見たいところです。またHDR機能も水中で美しい画像を撮る機能になりますので、機能の有無をチェックしてみるようにしたいですね。
防水ケースはいらないけど防水性能は高いほうがいい
防水ケースがあったほうが浸水しないのでいいに決まってますが、大きくて使い勝手が悪くなるし出番があまりない割に値段が張ります。
それより、防水性能は高い方がいいかもしれません。
防水性能とは「20m対応 IPX8」などの表記がされているものですが、20mも潜らないからいらない、というものではないです。海水浴場では波に揉まれたり、思わぬ水圧がかかることもあるので、ある程度高めがいいかとおもいます。
意外と頻度の多い動画撮影
水中では光の加減で幻想的に見えることもあるため、面白い動画がよく撮れます。そのため、動画機能は要チェックです。
フルHD撮影という表記があったとしてもフレームレートまでチェックしましょう。フレームレートは60fps(60p)、もしくは30fps(30p)と書かれています。フレームレートとは1秒間の動画に何枚の静止画が入っているかという目安で
- 60fps=1秒間に60枚の静止画
- 30fps=1秒間に30枚の静止画
というわけです。当然60fpsのほうがなめらかな動画になって、自宅の液晶テレビで動画を映すとこの差が顕著に出ます。水中では静止画より動画のほうが断然頻度が高い(僕だけ?)なので、ここはケチらず60fpsのハイスピード撮影に対応しているものを選びたいです。
さて、これらを踏まえて、ほしい水中カメラ順にならべていくと...
ニコン COOLPIX W100
- 有効画素数 1317万画素(※画像処理で減少することがあります。)
- 最高ISO感度 ISO 1600
- 子どもも使える安心性能「防水10m+耐衝撃1.8m+耐寒-10度+防じん性(JIS/IEC保護等級6)」
- 水中でも楽しく撮影「うれしい高画質」
- かわいいキャラクターやスタンプが充実「子どもにもうれしい多彩な機能」
- みんなで楽しめる「メイクアップ機能」
- 使う人に合わせて選べる2つのメニュー「バラエティーメニュー」
- 大人の手にも子どもの手にもぴったりフィット「親子で使えるデザイン」
- 子どもにもわかりやすいメニュー表示「ひらがな表示・アイコン表示」
- より遠くまで高画質のままズームできる「光学3倍ズーム&ダイナミックファインズーム6倍※」
ニコン COOLPIX W300OR
ハウジングなしで水深30mまで対応可能な本格的な防水仕様に加え、耐衝撃性能が2.4mまで向上。また、高い耐寒・防じん性能も確保しています。雨の中での記念写真も気軽に撮影可能。暗い場所で、手元を照らせるLEDライトも新たに搭載しています。
フィールドでの撮影をサポートする「充実のアウトドア性能」
方位や高度/水深などをひと目で確認できるアクティブガイドの表示や、撮影地に関する情報や移動ルートの記録が可能。旅行やイベントなど、さまざまなレジャーシーンでの思い出を、さらに詳細に残せます。また、現在地に最も近い地名情報の取得も可能。撮影地と思い出のワンシーンを結ぶ多彩な機能が、撮影後の楽しみをさらに広げます。
主なスペック
- 撮像画面サイズ:1/2.3型原色CMOS
- 総画素数:1679万画素
- 有効画素数:1605万画素
- レンズ:焦点距離(35mm判換算)24-120mm相当の撮影画角/レンズ構成10群12枚(EDレンズ2枚)
- 絞り・開放絞り:f/2.8-4.9
- ズーム機能:光学5倍ズーム
- 撮影距離:広角 約50cm~∞、望遠 約50cm~∞ マクロモード時 広角 約1cm~∞
- ISO感度:ISO 125~1600、ISO 3200および6400(オート撮影モード時に設定可能)
- シャッタースピード:高速連写時の最高速 1/1500 ~1秒、1/4000秒
オリンパス OLYMPUS TG-6RED
防水・防塵、耐衝撃、耐荷重、耐低温、耐結露性を備えた"いつでも撮れる" 高いタフ性能
ボディー各部にシーリングを施し、電池蓋など開閉部はダブルロックにすることで、水中撮影も行える水深15mの高い防水性と砂や埃に強い防塵性も備えてい ます。また内部機構を保護するフローティング構造により2.1mからの落下テストもクリアし、最大100kgfの荷重にも耐える強靭なボディーとなってい ます。さらに-10℃の耐低温性を実現、ダブルガラス構造で結露にも強く、寒冷地でも安心です。
F2.0レンズ、裏面照射型CMOSセンサー、画像処理エンジン「TruePic VIII」による高画質
開放F2.0の明るい高性能ズームレンズに、高感度性能に優れた「Hi-speed 裏面照射型CMOSイメージセンサー」を搭載しています。イメージセンサー上にあるシールガラス両面には新たに反射防止のARコートを施し、ゴーストやフレアの発生を抑えます。画質や機能性を左右する画像処理エンジンには、オリンパス社のプロフェッショナル一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1X」にも搭載されている「TruePic VIII」を採用、ノイズレベルの改善やコントラストが低い部分での解像感を向上させています。RAWデータでの記録も行え、画像編集ソフトウェア 「Olympus Workspace」を使って思い通りの表現に編集可能です。
最短1cmまで被写体に近づいて接写可能、肉眼を超えるバリアブルマクロシステム
レンズ先端から最短1cmまで近づけ、最大撮影倍率7倍を誇る4種類のマクロモードを備えたバリアブルマクロシステムを搭載しています。この高い近接撮影 機能により、肉眼では捉えることのできない極小の世界を高画質で撮ることができます。また通常撮影で使うP/Aモードであっても、最短1cmまでの近接撮 影が可能になったため、よりフレキシブルに使えます。
RICOH デジカメ WG-50
広角28mm※からの光学5倍ズームを搭載。高精細でクリアな画像。
有効約1600万画素、受光効率に優れた裏面照射型CMOSイメージセンサーと高性能画像処理エンジンを採用し、低ノイズでダイナミックレンジが広く、プリントしても美しい写真が撮影できます。(※35ミリ判換算)
風景モード:PENTAX一眼で人気の画像仕上を搭載
和を感じさせる深みのある明るく華やかな雰囲気の「雅(MIYABI)」、リバーサルフィルムで撮影したようなコントラストの高いメリハリある仕上がりの「リバーサル」など、5種類の画像仕上を採用。被写体や好みに合わせた画作りができます。
リバーサル:フラッシュOFF/ON 連続2枚撮り
一回のシャッター操作でフラッシュOFFとONを自動で2枚撮りしてくれるので、カメラ操作の手間が減り構図作りに専念できます。
手軽に撮れる「デジタル顕微鏡モード」
肉眼では捉えられない迫力のマクロ撮影が簡単に。レンズの円周上に配置した6灯のLEDで被写体を明るく照らし出すので、カメラの影を気にせず撮影できます。
※記録サイズは2M[16:9]固定です。
富士フイルム FinePix XP130
すべてのアウトドアシーンを支える4つのタフネス機能
水深20mの防水性能、-10℃の耐寒、1.75mの耐衝撃、そして防塵と、4つのタフネス機能で様々なアウトドアシーンで活躍します。
フジノンズームレンズ搭載
高性能フジノン光学5倍ズームレンズを搭載。広角28mmを使用することで、大自然の景色も広がりと奥行き感を表現できます。超解像10倍ズーム時もクリアな写真撮影が可能です。
1640万画素の高解像度&連写機能
1640万画素の裏面照射型CMOSセンサーにより、水中などの暗いシーンも明るく映すことができます。また、高速連写10コマ/秒、シーンに合わせた自動設定など、高い基本性能を誇ります。
大型3インチ92万画素液晶モニター
大型3インチ高精細92万画素の液晶モニターを採用。より見やすく、よりクリアに撮影画像を確認することができるようになりました。その一方で、重さは約207g(バッテリー込)とシリーズ伝統のコンパクトさはキープ。
Bluetoothでつながる(無料専用アプリ「FUJIFILM Camera Remote」利用)
スマートフォンやタブレット端末とのペアリングで、低電力での常時接続が可能。撮影した画像をより簡単・即時に自動転送でき、「画像をシェアする愉しみ」を広げます。また、写真をその場でプリントできる「instax SHARE」にワイヤレス転送も可能。お出かけ先などでもプリントを楽しめます。
最後に
水中カメラは、普段見慣れない景色を映し出してくれる最高のツールだと思います。ただし大人だけでなく、子供目線が如何に素晴らしい景色を切り取ってくれるか、というのも実感できます(経験談)。
た・だ・し。
こどもは手が小さく、どれだけ注意していても手から落ちやすいものです。
せっかくのカメラが海底に沈んでいくのをただ見守るだけ、ということがないよう、必ずこういった浮力棒をつけておきましょう。