nikonやソニーから出遅れたもののキャノンデジイチのミラーレス化も本格化して、EOS Kissデジイチの立ち位置が微妙になりつつある状態ですが、ここでやはり小型&軽量かつ高機能のミラーレスカメラを押させておかないと、とおもい、まとめてみました。
キャノンのミラーレス一眼レフたち
現在、発売されているミラーレス機種は以下のとおり
- EOS Kiss M・・・2018年3月23日発売
- EOS M5・・・2016年11月25日発売
- EOS M6・・・2017年4月20日発売
- EOS M100・・・2017年10月5日発売
なお、2018/10/25 発売となるEOS Rは、レンズマウントが変わっているので、レンズ互換性の観点から(マウント変換使えば使えるけど)、今回はスルーします。
EOS Kiss M
EOS Kiss シリーズからなんとミラーレスが出た!
ということは、レンズ交換式デジカメ(いわゆるデジイチ)の入門機であるkissシリーズがミラーレスに取って代わるのか?と勘ぐってしまう発売です。(だから、このまとめを作る気になったのですが)
映像エンジンDIGIC8
新たにリリースされたDIGIC8の初搭載モデルが、EOS Kiss Mだそうです。
これまで新映像エンジンのリリースは、EOS 1Dなどのフラッグシップモデルから搭載されるのが常でしたが、なんと入門機のKissシリーズから搭載するとか、Canonのミラーレスへの意気込みを感じますね。
デジタルレンズオプティマイザ・オートライティングオプティマイザ
もはやカメラは映像エンジンや素子といったハードとともに、ソフトと一緒に作品を作るんだとおもいます。
このデジタルレンズオプティマイザは、「明るさ調整」「コントラストの強弱」「色の鮮やかさ」「色合いの調整」「モノクロ化」などの作品調整がカメラでできちゃう。
失敗した~っていう撮影がどんどん減ることになります。
主なスペック
センサーサイズ | APS-C |
映像素子 | CMOSセンサー |
有効画素数 | 約2410万画素 |
AF方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 |
測距点 | 143点 |
ISO感度 | ISO100~25600 |
シャッター速度 | 1/4000~30s、バルブ |
連写性能 | 10コマ/s |
液晶 | ワイド3.0/104万ドット |
通信機能 | Wifi/NFC/Bluetooth |
大きさ | 116.3×88.1×58.7mm |
重さ | 390g |
価格帯 | 5万8千~6万3千円 |
EOS M5
Canonミラーレスカメラの初代であるEOS Mの直系を受け継ぐミラーレス機のハイエンド機種です。
デュアルピクセルCMOS AF
デュアルピクセルCMOS AFは、全画素がAFと撮像の両方を兼ねるセンサーによって実現されたAF技術。この独自の仕組みにより、撮像面の広いエリアにおいて測距可能になるほか暗いシーンなど、一般的にAFが難しいとされるシーンでも高精度かつスピーディーにフォーカスすることができます。
これまで「Canonのミラーレスって、描写能力はいいんだがオートフォーカスがちょっとなー」言っていた人を黙らせた、伝説の機能です。
液晶はタッチパネル
ワイド3.2型の背面液晶はタッチパネル式で、ピント合わせは当然ながらドラッグAF機能もあります。ドラッグAF機能は、動画撮影時のフォーカス送りなどで有効です。
主なスペック
センサーサイズ | APS-C |
映像素子 | CMOSセンサー |
有効画素数 | 約2420万画素 |
AF方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 |
測距点 | 49点 |
ISO感度 | ISO100~25600 |
シャッター速度 | 1/4000~30s、バルブ |
連写性能 | 9コマ/s |
液晶 | ワイド3.2/162万ドット |
通信機能 | Wifi/NFC/Bluetooth |
大きさ | 115.6×89.2×60.6mm |
重さ | 427g |
価格帯 | 8万~11万円 |
EOS M6
ナンバリングが紛らわしいですね。
M6は、昔あったエントリーモデルのM10と、上述したハイエンド機種M5の間のモデルとしてリリースされました。で、なんで6 なのかは不明です。
M6は従来のミラーレス同様、EVF(電子ビューファインダー)は別売になっているので、基本は背面液晶での構図確認になります。
AF技術はフラッグシップモデルなみ
M6もAFはデュアルピクセルCMOS AFが搭載されており、撮影条件に左右されずに位相差AFが行えます。条件によってコントラストAF方式を併用するハイブリッドCMOS AFと比べて高速合焦が可能です。
主なスペック
センサーサイズ | APS-C |
映像素子 | CMOSセンサー |
有効画素数 | 約2420万画素 |
AF方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 |
測距点 | 49点 |
ISO感度 | ISO100~25600 |
シャッター速度 | 1/4000~30s、バルブ |
連写性能 | 9コマ/s |
液晶 | ワイド3.0/104万ドット |
通信機能 | Wifi/NFC/Bluetooth |
大きさ | 112.0×68.0×44.5mm |
重さ | 390g |
価格帯 | 7万3千~8万1千円 |
EOS M100
Canon ミラーレスエントリーモデルEOS M10の後継機ですね。
手頃な価格帯で、CanonのAPS-Cサイズのミラーレスカメラが買えるということで、大人気となりました。
エントリーモデルなのにハイエンド
AFはやっぱりデュアルピクセルCMOS AFが搭載されています。また映像エンジンはDIGIC7搭載で、エントリモデルといいながら機能はハイエンドと変わりません。
キレイに、簡単に、かわいく・・スマホカメラを意識したデザイン
設計コンセプトの各所にスマホカメラからwinbackを目指す意気込みが感じられますね。3色のボディカラーに加え、9色のフェイスジャケット(カバーですね)が用意されていて無骨なデジカメ路線から一線を画しています。
それに180°チルト対応の液晶によるセルフィーやwifiやbluetoothでスマホとリンクして、アプリ「camera connect」を経由して、InstagramやFacebookへの投稿が簡単になっています。
主なスペック
センサーサイズ | APS-C |
映像素子 | CMOSセンサー |
有効画素数 | 約2420万画素 |
AF方式 | デュアルピクセルCMOS AF方式 |
測距点 | 49点 |
ISO感度 | ISO100~6400 |
シャッター速度 | 1/4000~30s、バルブ |
連写性能 | 6.1コマ/s |
液晶 | ワイド3.0/104万ドット |
通信機能 | Wifi/NFC/Bluetooth |
大きさ | 108.2×67.1×35.1mm |
重さ | 302g |
価格帯 | 4万5千~4万8千円 |
まとめ
こうやって並べてみると、EOS M100のお買い得感がものすごいですね。
サイズも小さいし、レンズ交換型カメラがこの価格帯で買えるのなら、スマホにはできない描画機能を味わうにはもってこいじゃないかと。
また、カメラはどうしてもセンサーサイズとファインダーの有無で大きさが決まってしまいますが、手軽に取り出してさっと撮影できるサイズをキープしているM100はサブ機にもってこいじゃないでしょうか。といってもぼくのKiss X7よりめちゃめちゃ優秀なんですけど。