避けては通れないメス犬のヒートについて。
なにかと心配ですが、飼い始めはあまり知識がないものです。ぼくも始めて直面して、いろいろ調べたことをまとめました。
人とは違う犬のヒート
メス犬は生後6ヶ月過ぎると、体も成熟してきて最初の発情期を迎える準備が整います。エマの初ヒートは生後8ヶ月頃でした。 早いなぁ。ついこないだまで、パピーだったのに...。
人間と犬の生理の違いは以下です。
ヒートを迎えたメス犬は、以後、発情前期、発情期、発情後期、発情休止期 を1サイクルとして年2~3回繰り返すそうです。
図にするとこうなります。
だいたい、出血し始めてから終わりまでは70~80日ほどでしょうか。つづいて、時期に分けて愛犬がどんな状態になっているのかというと...
発情前期~妊娠準備が始まるころ
だんだんわんこの様子が変わってくるようになります。個体差はありますが、ソワソワしだす、食欲がなくなるなど、普段と違う振る舞いになります。外見の変化としては陰部がぷっくり腫れてきます。
そのうち出血が始まり、10日ほどつづきます。でもこの時期(発情前期)は、実はメス犬は受精しないし発情もしません。体内で排卵に備えるよう準備段階といえます。
このころ頻繁におしっこするようになりますが、おしっこにはフェロモンが含まれていて、オス犬はその匂いで寄ってくるそうです。ですが排卵前なので、メス犬はオス犬を受け入れようとはせず、さらにいらいらしている時期なので、近寄る犬たちには愛想がないように思えます。
出血量は体のサイズで変わってくる
当然ながら、大型犬になるほど出血量は多いです。小型犬なら自分で舐めとってしまう程度の場合もあります。うちのエマも、ぺろぺろなめていましたけど、それでも床に垂れたり、シーツ、クッションに血の跡が残りました。
なので、今回は犬用の生理パンツを準備するつもりです。生理パンツは、紙おむつタイプと、洗ってつかうサニタリーパンツタイプがあるみたいですね。
3/24 追記
下のパンツは、おむつカバーなんですね。しらなかった(´・ω・`)
じゃ、どっちも必要か。
こちらにも幾つか載せてますのでよろしければ。
交配しない場合はこの時点からオス犬と隔離すること
上記の通り、出血し始めのころはメス犬は発情していませんが、それでもオシッコにはフェロモンが含まれているので、匂いを嗅いだオス犬は興奮します。(ちなみに匂いを嗅いだオス犬がヒートアップするから「ヒート」と呼ぶって誰かに教わりました。)
なので、この時期はオス犬から遠ざけるほうが無難です。
排卵の準備が整うと血の量も減り血も薄くなってきて、発情期に入るそうです。メス犬が発情しはじめると、ぷっくりした陰部をつついてもいやがらないししっぽが垂れている犬は、オス犬を受け入れるように横にずらしたりするそうで、そういったしぐさで確認できます。
発情期~交配の時期
出血しはじめてから12~13日、発情期にはいってから2~3日で排卵期になります。排卵日入れて5日間が妊娠可能期間になります。換算すると、出血し始めてから10~15日が妊娠可能日ということですね。
出血がなくなることもあるそうですが、「発情期が終わった」と勘違いしないように。わんこはこの時期が妊娠期だそうです。
発情後期~まだ安心できない時期
排卵されて妊娠可能日が終わったら発情期は終了です。その後60日間ほどの期間を発情後期と呼ぶそうです。妊娠しなくなりますがホルモンの影響が残っているので、想像妊娠が起越しやすいのもこの時期です。
発情期が終わると「やっとヒートがおわった!」と、すぐに去勢・避妊手術を行おうと考える方もいるそうですが、まだ血管が膨れている状態なので、手術は出血が多くなって危険です。動物のお医者さんはよくご存知だと思いますので、よく相談して時期を決めてくださいね。
最後に
人間とは違ってペットはお話できないだけに、あらかじめ一般的な知識を入れておくと、起きていることも推測できることもあるかとおもいます。
「そういうものらしいから、明日まで様子みてみるか」とか、「聞いていることと、ちょっと違うな~。お医者さん行ってみるか。」とかね。
ご参考になれば、幸いです。