2018年も引き続き電子オーブンレンジチェック
昨年電子オーブンレンジについてまとめつつ売れ筋商品をご紹介しました
この時期になんで?というと、実はアマゾンサイバーマンデーで、主要メーカーのオーブンレンジの安売りがあるから。
出品されている割引率だけ見て「お得!」とおもったら数年前モデルだったーとか、中堅モデルだった(そりゃ割引率高いわ)的な悔しさを味合わないように、まとめてみました!興味のある方は、チェックしてください。
チェックすべきオーブンレンジの機能
オーブンレンジを選ぶとき、レシピ数や液晶パネルなど表面上に目が行きがちですが、オーブンレンジの基本機能である温めるヒーターと、温度を測るセンサーの優劣を抑えておけば、納得のいく値段をかけられるというものです。
オーブンは2段、ヒーターは(埋め込み)フラットヒーター
オーブンの機能説明部分でコンベクションもしくは熱風循環と説明されているものがあります。
ヒーターで庫内の温度を高温にし、包み込むように全方位から加熱するのがオーブン。そのなかで、庫内にファンがあり熱対流で加熱しているタイプを「コンベクションオーブン」と言います。
熱を循環させることで、短時間で高温になること、庫内がムラ無く加熱できることなどのメリットがあって業務用オーブンでは昔から採用されている方式ですが、現在の中ー上流のオーブンレンジでは採用されています。
オーブンでいろんな料理を作るなら、このタイプをえらぶようにしましょう。
温度センサー
いろんな料理を上手に作るためにはきめ細やかに温度を把握するのが決め手です。
いまメジャーなセンサーは4種類ほどありますが、どれが優れているというより、すぐれたオーブンレンジは複数のセンサーを使い分ける傾向にあります。
- 赤外線センサー ・・・料理表面の赤外線を感知して、加熱時間をコントロールするセンサーです。上位機種に搭載されています。
- 温度センサー ・・・まんまですが、庫内の温度を感知するセンサー。これはオーブン機能で使われるやつですね。
- 湿度センサー ・・・料理からでる水蒸気量の変化で時間をコントロールするセンサーです。
- 重量センサー ・・・その名の通り料理の重さでコントロールするセンサーです。いくつか測定ポイントを持たせて正確な測定を行うようにしています。
メーカーシリーズ別電子オーブンレンジ
メーカー別でのオーブンレンジはこのようなラインナップになっています。
パナソニック「ビストロ」
イメージキャラが変わってもシリーズ名は変わらないビストロシリーズ。定評のあるパナソニックのオーブンレンジは、64眼赤外線センサーというすぐれたセンサーで、他のメーカーを引き離しています。
そんなビストロは、昨年からラインナップが1つ新しくなりました。
- NE-BS1400→ NE-BS1500 (new!)
- NE-BS904 → NE-BS905 (new!)
- NE-BS804 → NE-BS805 (new!)
パナソニック「ビストロ」スペック一覧
NE-BS1500 | NE-BS905 | NE-BS805 | |
スチーム | 過熱水蒸気 | 過熱水蒸気 | 過熱水蒸気 |
赤外線センサー | 高精度64眼 | 高精度64眼 | スイングサーチ |
ヒーター | 大火力極め焼きヒーター | 大火力極め焼きヒーター | 大火力平面ヒーター |
レシピ数 | 447 | 283 | 196 |
ネット最安値 | 11.5万円 | 9万5千円 | 6万円 |
(ざっくり) | |||
サイズ(WxHxD) | 494x370x435 | 494x370x435 | 494x370x445 |
重さ | 19.6Kg | 19.5Kg | 19.4kg |
見た目のスペックは変更が見えませんが、ヒーター、センサーともに効率があがってより多くのレシピや料理時間の短縮が図られたようです。
また収納スペースがかなり削減されたのは、特筆すべきところです。
( NE-BS1500 使いやすさ | スチームオーブンレンジ NE-BS1500 | レンジ | Panasonic)
オーブンレンジって重くて大きいので置く場所が限られていましたよね。左右後ろにスペースを設けないでよくなったことで、設置場所の選択肢がひろがったのではないでしょうか。
パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ NE-BS1500
パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ NE-BS905
シャープのヘルシオ
シャープからはヘルシオのラインナップも刷新されています。
注目点は30Lコンベクションの4人家族対応モデルがこれまで1モデルだったところ2つのモデルを設定したこと、ですね。
下表にスペックは示しますが、若干機能を落としているものの価格はだいぶん下がっています。
これは、迷います。。。
AX-XW500 | AX-XS500 | |
スチーム | 過熱水蒸気 | 過熱水蒸気 |
赤外線センサー | 赤外線ムーブ・絶対湿度・温度センサー | 赤外線・絶対湿度・温度センサー |
ヒーター | 熱風コンベクション | 熱風コンベクション |
レシピ数 | 466 | 175 |
ネット最安値(ざっくり) | 10万円 | 7万5千円 |
サイズ(WxHxD) | 幅395×奥行305×高さ240 | 幅395×奥行315×高さ240 |
重さ | 約25kg | 約24kg |
シャープ ウォーターオーブンヘルシオ AX-XW500
シャープ ウォーターオーブンヘルシオ AX-XS500
TOSHIBA 石窯ドーム
グリルの庫内温度が350℃を誇るTOSHIBA のオーブンレンジ 石窯シリーズです。
パナソニックに続き、マイナーチェンジなようで見た目のスペックはほぼ同じです。なぜかメニュー数が減っているのですが、理由はよくわかりません。。
オーブンレンジ業界で話題なのか、左右背面ピッタリ設置はTOSHIBAのオーブンレンジも採用されています。
省スペース化に有効ですね。
ER-SD7000 | ER-SD5000 | ER-SD3000 | |
スチーム | 石窯スチームコントロール (給水カセット式) |
石窯スチームコントロール (給水カセット式) |
石窯スチームコントロール (給水カセット式) |
赤外線センサー | 1024ポイント赤外線センサー、センター赤外線センサー、温度センサー | 1024ポイント赤外線センサー、温度センサー | 8つ目赤外線センサー、温度センサー |
ヒーター | 庫内まるごと遠赤(扉部を除く)/ 熱風加熱(2段)/ 上下2段のワイド熱風/ (上)ドームヒーター |
庫内まるごと遠赤(扉部を除く)/ 熱風加熱(2段)/ 上下2段のワイド熱風/ (上)ドームヒーター |
庫内まるごと遠赤(扉部を除く)/ 熱風加熱(2段)/ 上下2段のワイド熱風/ (上)ドームヒーター |
グリル温度 | 350℃ | 350℃ | 300℃ |
レシピ数 | 493 | 386 | 246 |
ネット最安値 (ざっくり) |
10万 | 9万 | 5万 |
サイズ(WxHxD) | 498x396x399 | 498x396x399 | 498x396x399 |
重さ | 21Kg | 21Kg | 20Kg |
TOSHIBA 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-SD7000
TOSHIBA 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-SD5000
TOSHIBA 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-SD3000
日立 ヘルシーシェフ
日立からはヘルシーシェフシリーズ。
Wスキャン調理と呼ばれる温度と重量をチェックするきめ細やかなセンサーが特徴です。
また丸洗いできる庫内やテーブルプレートなどメンテ面にも優れています。
それでいて、ハイエンド機種が他社のエントリーレベルの値段という、やっぱり日立はすごいですね。
MRO-VW1 | MRO-VS8 | |
スチーム | 給水タンク | 給水タンク |
ボイラー熱風式 | ボイラー式 | |
センサー | Wスキャン(トリプル重量センサー+センター赤外線センサー)+温度センサー | トリプル重量センサー+温度センサー |
ヒーター | ダブル光速ヒーター | 上下平面ヒーター |
グリル温度 | 300℃ | 250℃ |
レシピ数 | 286 | 156 |
ネット最安値 | 5万6千円 | 4万3千円 |
(ざっくり) | ||
サイズ(WxHxD) | 497x375x449 | 487x365x430 |
重さ | 17.5Kg | 16.5kg |
HITACHI 過熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ MRO-VW1
HITACHI 過熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ MRO-VS8
最後に
総合的にはパナソニックのビストロが一番なように思えますが、TOSHIBAの高温度ドーム庫内はオーブン料理では重宝しそうです。
それからなんといってもコスパ最高の日立ヘルシーシェフですね。