うちのキッチンのシングルレバー混合栓が、最近温水や冷水で、水を出す、水を止めるといった操作をするたびに、きゅーきゅー音が出始めてました。
しばらくはだましだまし使っていたのですが、そのうち動きがカクカクするようになってしまい、使うたびにストレスです。。。
というわけで自分で修理したので方法をまとめてます。もしご自分で修理しようとおもったら、ご参考にどうぞ。
問題のシングルレバー混合栓
うちのキッチンのシングルレバー混合栓は、KVK社のKM346という混合栓でした。
これまでKVK社って知らなかったのですが、TOTOやINAXに負けず劣らず建材メーカーとして有名どころみたいですね。ご自宅の混合栓など、このメーカーの混合栓の方も多いのではないかと思います。
なおうちの混合栓は、使い始めて10年です。シングルレバーは、これまでも何度かキャップを外して掃除をしていましたが、症状的にカートリッジと呼ばれる部分が問題らしく、本格的にバラす必要がありました。
KVK社混合栓の各種パーツに関しては、KVK社のリンクに解説書がありますのでご確認ください。
水回りの修理は道具が重要
以前、シャワー水栓(サーモスタット混合栓)のバラシ方など記事にしましたが、家のメンテナンスは自分でやるタイプなので、今回のキッチンのシングルレバー混合栓の不具合も「まずは開けてみるか」と、ありものの水栓用プライヤーでトライ。
が、おそろしく硬い。。。さらに水回りの六角ナット特有の薄いナットだったため若干なめ気味に...。
このままでは取り返しがつかなくなる!というわけでちゃんとした工具を探すことにしました。
混合栓の専用工具か汎用性の高いモーターレンチか悩んだあげく
最初水道周りの工具で有名なモーターレンチを探してみました。
そのときたまたまおすすめ商品としてKVK社混合栓の専用工具があることに気づきました。
このG22というのはいわゆるM38のメガネレンチ。こんなでかいナットはうちには須藤周りしか存在しないので結構悩みました。が、結局モーターレンチとしても水道周りにしか使わないということで、ナットの角をなめてしまう可能性のない、メガネレンチ(G22)を購入することに決定。
専用工具といえば、下のG26というカートリッジ取り外し工具は必須です。
G26は、G22で固定ナットを回す時に台座を固定するものです。これがないとナットを回そうとすると混合栓ごと回ってしまいます。他の工具で代用することができないので購入は必要です。
品物到着 さっそく修理に取り掛かる
KVK社専用固定ナット取り外し工具G22とシングルレバーカートリッジ取り外し工具G26はこんな感じに使います。
こうやって専用工具を装着してみると、なんとなくすべてが上手く行きそうで不思議ですね。
侮れないな、専用工具のやつ...。( ´ー`)フゥー...
G26を使うときのコツ
シングルレバー混合栓KM346は本体の後ろに穴があいていて、G26の先にある突起をはめ込むようになっているのですが、うちのキッチンシンクは本体とシンクの立ち上がり部分の隙間が狭くて、そのままでは嵌りませんでした。
これね ↓
まぢかっ、専用工具買ったのにー、
と若干ふらつくほどショックを受けたのですが、冷静に考えた結果、「回せばいいのか。」という結論に達しました。そうです、混合栓本体を回転して、はめ込む穴をスペースのあるところまで持ってくればいいのです。
なので、いったんシングルレバー混合栓本体とシンクの取り付け部分を緩めて、G26が嵌る位置まで回転させました。
シンクとの取り付け固定部分は、シンクの下へ潜るとわかります。
こういうやつです。
でも全然回らないKM346
そんなこんなで、ようやくG26が混合栓にはまり、鼻歌混じりで回そうとしてみると、これがなかなか回りません。
混合栓の固定ナットを、最初になめてしまっていたのもあって、G22金具がすぐはずれてしまうんです(泣)。
でも、方法はこれしかない。慎重に慎重を期し、ゆっくり力をかけて、なんとか外すことができました ヽ(`▽´)/
ちなみに、緩める場合、G26とKM346の回転はこの矢印になるので、G26の掛け方も写真のようにしたほうが力が入ります。
あとは、シングルレバーカートリッジを交換するだけ。KM346で慎重に取り外したカバーを外すと、カートリッジは台座に乗っかっているだけでした。へー、こんなんでよく水を止められてるなー、と思ったのでした。下の商品が、シングルレバーカートリッジです。
最後に
交換後は、シングルレバーを回す時のカクカク・キュッキュという不快な感触がまったくなくなりとてもシルキーでスムーズな取り回しw(交換したからそりゃそうですが。)で、大満足。
今回は、専用工具を買ったので、DIY的にお得感は薄れてしまいましたが、それでも業者を呼ぶと1~2万するらしいとの口コミからすると、全然安くあがりました。
さらに次から工具不要なことを思えばなおさらですね(壊れることを願うわけじゃないですけどね。(^_^;) )
もし、もう自分の手では負えないところまで逝ってしまったら...。やっぱり業者に頼るしかないですね。