こんどの週末にNHKで「最強の城」という番組があるそうです。
番宣で「空前の城ブーム」って言ってました。そうなんだ。。。
城といえば以前訪れたお城の写真が眠っていたので、ここでお披露目したいとおもいます。
讃岐高松城
高松城といえば、「官兵衛」こと黒田官兵衛と羽柴秀吉が水攻めにした岡山は備中高松城が有名ですね。
織田を打った明智光秀を討伐すべく、いまの岡山県から京都府までの約200Kmを10日間で踏破した日本史上屈指の大強行軍「中国の大返し」の起点となる、備中高松城です。
香川県の高松にある高松城と区別するために備中高松城と言われているそうです。
あ、話が違う方向に行きそうでした。今回は讃岐(香川県)の高松城です。
こちらの高松城は、別名玉藻城と言われており、日本100城にも選ばれてる城です。
海に接した名城
城の敷地内から瀬戸内海方面に向かって。
すぐそこが海です。
海岸に面した高松城は、濠すべてに海水が引き込まれ、軍船が直接場内に入れる日本初の海城として築城されたそうです。
縄張り(設計)は、黒田官兵衛が手がけたとも言われています。格がありますね。
重要文化財の櫓
この写真は、月見櫓と水門。築城当時は、ここまで海水が来てたんですね。
月見櫓の月見は、城主の旗艦が到着するのを着き見する、が由来だそうです。
鞘橋(さやばし)
本丸と二の丸(当時)を繋ぐ橋ですが、屋根と壁があるいわゆる廊下橋となっていることから、刀を収める鞘に見立てて「さやばし」と言われています。
このようにまるで水の都のような城は、伊予の今治城、豊前の中津城とならんで日本三大水城ともいわれている名城です。
天守閣
現存している3重5階の高知城天守(高さ約18.6メートル)や松山城(高さ約20メートル)の天守を凌ぎ四国最大の規模であった
とのことですが、現存していません。
復元の計画はあり、高松城天守閣の写真もケンブリッジ大学で見つかっているのですが、構造を示す図面など内覧資料が乏しく文化庁の許可が降りないそうです。
高松市では懸賞金を掛けて資料収集に燃えています。
見つかって復元計画が進むといいですね。