今年の夏休み家族旅行は、長野県塩尻市の奈良井宿でした。奈良井に向かう初日は、以前から話題にしていた安曇野のちひろ美術館に訪れました。
さすが晴れ家族
出発時点では、天気予報のとおり全国で雨模様...。
面前の山は、禍々しい霧に覆われています。。。ですが、安曇野についたころは、素晴らし青空が広がっていました。
ちひろ美術館内は、展示室以外は撮影OKということらしいです。
絵本読み放題のリラックススペース。
いわさきちひろ
ここで、すこしいわさきちひろさんをご紹介。
「いわさきちひろ」は、あかちゃん、子供をモチーフとした作品で有名な日本を代表する画家です。いろんな絵本や広告に作品が使われており、どこかでみたことある、という人が多いとおもいます。
有名なところでは、(同世代の人ならよく知っているでしょう)キンダーブックや、「窓ぎわのトットちゃん」の挿絵があります。
個人的には、絵本「おにたのぼうし」に出てくる、「おにた」や「おせきはん」の絵がずっと記憶に残ってます。
工房でもちひろの技法が体験できる
ちひろの作品は、淡いトーンで夢の中のような世界観を表現していますが、いろんな技法を使って仕上げているようです。
白い紙の地色を残して、その周りに色を使って子供のワンピースや帽子を表す「白抜き」、たっぷり水を含んで薄い色を塗り、その色が乾く前に濃い色をおいて複雑な色調を表す「たらし込み」、乾いた筆で絵の具をかすれさせる「渇筆法」などなど。
そして、ちひろは赤ちゃんの月齢を描き分けるほどのデッサン力があったそうです。
そんな技法を試すワークショップが、ちひろ工房で開催されていました。こどもの夏休み自由研究にちょうどいい題材です。
最初に学生の研究員(ボランティア?)さんが、さまざまな技法の説明をしてくれます。
ワークショップは子供向けなので、赤・黄・青の3色を使って、水をたっぷり使って、色のにじみを体験。
工房の横では、おそらくちひろの時代の小学校を表した教室がありました。窓の外には昔ながらの校庭が見えます。(じつはガラスの向こうに昔の写真が貼ってあります)
美術館の外にトットちゃん広場
安曇野ちひろ美術館に併設されるちひろ公園は、北アルプスを臨む開けたすばらしい展望です。ほんと晴れてよかった!
どこか、昔のサザエさんのエンディングに出てくる小屋のようです。
食事はそば屋「常念」で
お昼は、長野に来たからにはやっぱり「そば!」ということで、食べログで調べました。さすが、いっぱいあって迷いましたが、なるべく向かう方向、かつ近場ということで、「常念」に決定。 あとで知ったのですが、こんなサイトがあったんですね。
幕末の農家をそのまま使ったという風格の佇まいです。
隣接する美術館(博物館?)には、真田家六文銭を染め上げたいろいろな遺物がかざってありましたが、謂れは不明...。
最後に
安曇野ちひろ美術館は、景色もいいし展示作品を見ながら、童心に帰って、こどもと、自分の子供時代のことをお話したり、とてもいいところですよ。
アクセス・開館時間等は公式HPを御覧くださいね。