ひなげし。
花言葉は、いたわり、思いやり、恋の予感、陽気で優しい です。
別名 虞美人草。
古代中国 秦の時代の武将 項羽は、いっときは西楚の覇王まで登り詰めましたが、後の前漢の高皇帝劉邦に故事四面楚歌で有名な垓下の戦いで追い詰められます。
この時項羽には虞という愛妾がいました。周囲を敵に囲まれ窮地に立った項羽は虞に詩を送ります(垓下の歌)。
「力は山を抜き,気は世を蓋う。時、利あらず、騅、逝かず。騅の逝かざるを奈何にす可き。虞や、虞や、若を奈何んせん」
そして愛する人の足手まといになるのを避けるため虞は自ら命を絶ちます。そんな虞の墓には赤いケシの花が咲くようになり、この花を虞美人草と呼ぶようになったというです。