黒シュナ・エマの日記

2014年3月31日生まれの黒ミニチュアシュナウザーエマとその家族の日記です

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スマホで「バッテリーがウィルスに感染しました。」と表示されたら、やるべきこと。

ここ1~2か月で急増してる気がしますが、スマホでウェブを見ていると、突然「ウィルスに感染」って表示されることがあります。

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これは詐欺広告ですので、落ち着いて対処してください。

 

本当にウイルス対策する場合、こちらの記事もごらんください

そのスマホ、まさかウイルス対策してないの? - 黒シュナ・エマの日記

 バッテリーが感染して破損していることがわかりました

Webページを見ていると突然表示されて4分XX秒等カウントダウンされ、しかもときどきバイブレーションまで付いているため、びっくりしますよね。

Googleのロゴがあり、上図でいうところの「Sharp」はスマホの機種名まで出てくる場合もあり、いかにも正規の案内のように見えます。

 

なにかとおもって読んでみると、

  • バッテリーがウィルスに感染したらしい
  • 修復方法は、画面下のボタンをタップしてGooglePlayに行けという
  • そこでアプリをダウンロードして直せということらしい

ということがわかります。

 

しかし、よくみるといろいろツッコミどころ満載なんですよね。まずURLがおかしい。そもそもこんなURLのサイトは閲覧していないはずです。さらに、いかにもGoogleが表示させているようですがロゴが一昔前のものになってます。

この2点はIT系に詳しい人じゃないと見破るのは難しいかもしれませんけど、だいたいバッテリーって...。電池がウィルスなんかに感染しませんよ。

 

これはウイルス感染したわけではなくWeb広告だそうです

僕のスマホでこれが出た時、影響度合いがわからなかったのでさすがに焦りましたが、いくつかのセキュリティメーカーからの情報によると、ここ数か月で急増したWeb広告だそうです。

言ってみれば1つのWebページですね。ということは、単にスルーすればいいので安心しました。ウィルスに感染したら、駆除する必要があるし、駆除しきれなかったらAndroid入れなおしかも知れないので、かなりの手間になります。良かった。

 

目的はアプリインストールさせること

ちなみに、上図画面に「GooglePlayに行ってウィルス駆除のアプリをダウンロードする」的なボタンがあるのですが、そこをタップすると正規のGooglePlayに飛ぶそうです。なので、「え~、言われるがままにアプリをインストールしちゃった。」という人も、直ちに危ない、というわけじゃないみたい。

 

でも、こんな意図的にインストールされるアプリなんて信用できないですけどね。

つまり、このWeb広告の目的は「正規の」GooglePlayのアプリをインストールさせてその報酬を得るということで、いま流行りのスマホを暗号化してしまって、「金を払ったら使えるように戻してあげる」というランサムウェア系のものじゃないそうです。

 

対処法は落ち着いてスルー

これが表示された場合、対処法は

  • ブラウザの「戻る」ボタンを押してページを切り替える
  • ブラウザの閲覧履歴を削除

の2点です。

ただし「戻る」ボタンを1回タップするだけだと、回避できないことがあります。

なぜかというと、1回「戻る」をした場合、元の(正規の)Webページに戻りますが、そのWebページは問題の詐欺Web広告を表示させていたWebページですので、「戻る」ことにより再読み込みされた元の(正規の)Webページが、また問題の「ウィルスが検知されました。」の詐欺広告を表示させるという結果になってしまうのです。

 

この動きは、閲覧履歴からマッチしたWeb広告を表示させるという一般的な機能によって起こってしまいます(なので閲覧履歴を消す必要がある)。

 

この状態は、仕組みを知っていてもちょっと焦ります。だってページを戻っても表示され、戻っても表示され、その間たまにバイブレーションが「ぶ~・ぶ~」ってなるんですもん。

なのでコツは「戻る」ボタンの連打です。前の前の前のページに戻ってしまえば、もう表示されません。

落ち着いて対処しましょうね。

閲覧履歴の削除も重要

この詐欺広告は閲覧していたWebページが意図的に仕込んでいるわけではないです。僕の場合、東洋経済オンラインのような大手ニュースサイトでこのWeb広告が表示されました。よってバナー等のWeb広告経路から広告業者として問題のWeb広告を配信していると想像します。

Web広告は、読者の閲覧履歴や検索ワードに類似したものを表示させる機能があります。ですので、問題の詐欺Web広告を呼び出すような履歴や検索ワードを持っていると、他のサイトで同じように詐欺Web広告を呼び出してしまう可能性があるので、履歴は削除しないと、です。

最後に

というわけで、このWeb広告は他愛無いものということがわかりましたが、実は本物のワルはとても身近にあります。

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