我が家で15年ほど使ってた(新築購入時についてた)温水洗浄便座ですが、もう5~6年、メンテナンスランプが点きっぱなしで消えなくなってたけど、温水でるし便座は温かいので放置してました。
が、この度、ついに洗浄時に水漏れが発生...。 調べてみると致命傷とのこと。
よってついに新しい温水洗浄便座を購入することにしたのでした。
ウォシュレット、ビューティトワレ、シャワートイレ
日本の便座は温かい!シャワーが出る!と、いまや世界中で定評のある温水洗浄便座ですが、ぼくはずっとウォシュレットって言ってました。
でも製品名称としては「温水洗浄便座」なんですね。ウォシュレットはTOTOの商標らしい。
あとでお伝えしますけど、粗大ごみ収集で正式名称がわからないので困りました。。
その他、今回買ったPanasonic は「ビューティトワレ」、もともと設置されてたINAXの温水洗浄便座は「シャワートイレ」というそうです。
温水洗浄便座の選び方
いままで気にしたことなかった温水洗浄便座ですが、いざ買おうと思って見てみると、かなり値段に幅があります。安いものは1万円台から。高いもので6万、7万もする製品もあります。
少なくともメーカーとしては、TOTO、INAX、Panasonicが市場を占めているようで、この3社に絞れます。
便座のサイズ、ウチの便器にフィットするのか
便座の大きさは大型(エロンゲート)と標準(レギュラー)があるそうです。が、だいたいどの温水洗浄便座も汎用性をもたせているので、どちらでもOKらしい。
ただ、PanasonicのビューティトワレはINAXの便器に対してすこし小さめなのでガタつくことがあるそうです。後述しますが、うちはINAXも便器にPanasonicの温水洗浄便座をつけたけど、問題なしです。
それより、タンクやトイレ内のスペースで温水洗浄便座が適合するかどうかのほうが重要です。
どのメーカーでも適合チェックのサイトがあるので参照ください。
ウォシュレット®ご購入前のチェックポイント | トイレ | 商品を選ぶ | TOTO
ビューティ・トワレ 設置診断 | 温水洗浄便座 | Panasonic
ま、うちみたいにすでに温水洗浄便座が着いてて、取り替えようとするなら、なにも気にする必要はないかと思いますけどね。
しっかり選びたい機能は「貯湯式」と「瞬間式」
上述しましたが、いまの温水洗浄便座はほんと高機能で、勝手に便座が開くものや、いかにクリーンな洗浄水を保つか(マイナスイオンとかプラズマ~)とか、温風乾燥とかいろいろついてます。
でも僕(うち)の場合、そんなのに興味はなくて、ベーシックなものでいいんです。
便座が温かくなるのと、洗浄ノズルの自動洗浄は、これはすべての温水洗浄便座についてました。
唯一悩んだのが、洗浄水をどうやって温水にするかという機能の「貯湯式」と「瞬間式」でした。
「貯湯式」は昔からある機能で、温水をためておく方式。熟れた機能なので商品として安い傾向にあります。また、タンクを要するのでその分商品が大型になります。
「瞬間式」は、洗浄時に瞬間的に加熱して放水する方式。商品は「貯湯式」に比べて高くなります。商品にタンクが不要になりますのでその分小さくなって、壁リモコンタイプのみです。
また、特筆すべきは「瞬間式」は常に温水を温める電力が不要なので、「貯湯式」に比べて年間消費電力量をかなり抑えることができるというところです。
つまり初期費用で「貯湯式」にするか、ランニングコストで「瞬間式」にするか、といったところでしょうか。たぶん温水洗浄便座は10年は使うので、結果的に「瞬間式」にしたほうがお得だとおもいますよ。うちは「瞬間式」にしました。
ぼくがチェックした温水洗浄便座は以下です
Panasonic DL-WM20
ぼくが買ったビューティトワレです。
Panasonicの普及ランクの瞬間式は、WMシリーズとRNシリーズがありましたが、省エネ力が高いWMにしました。また最後の「20」は「40」もありました(cf. WM40)が、これは便座自動開閉なので、うちには不要です。
TOTO TCF8GM23
最後までPanasonicとどっちにしようか悩んだのがこれ。
機能的、価格帯的には問題なかったのですが、なんせトイレトップブランドのTOTOですから、10万以上するハイエンド押しのホームページで、上記商品ページに行き着かず。。。通販サイトのキャンペーンとかで若干安かったPanasonicに決定したのでした。
ただ、前述しましたがINAXの便器には、TOTOの便座がサイズ的にはベストマッチなんだそうです(口コミから)。
INAX CW-RV2A
もともとついてたのがINAXだったので、温水洗浄便座を調べ始めたのもINAXです。
INAXの普及版製品の型番ですが、CWは共通で、CW-RVの瞬間式と、RT、RGの貯湯式があります。こちらも機能面は問題ないし便器もINAXなのでほんとはこのメーカーにしたかったんですが、設計年度が古いんです。。発売から5年ほど経ってたかな。。
新機能を求めてないから古くて当たり前ですが、この先10年も使うことを思えば、できるだけ新し目のほうがいいかな、とおもい、セレクト落ちしちゃいました。。。
温水洗浄便座器の取替方法
さて、前置きが長くなりましたが取替方法です。
もともと温水洗浄便座がついてた前提ですので、やることはほんと瞬殺。
ざっくりいうと、古いのを外し新しいのをはめ込むだけ。これで、ホムセンとか通販で「取付工事 11,000円」とか書いてあるので、絶句です。
実は当記事のモチベーションは、「取り替え」の場合は、「こんなに簡単なので取替工事は不要ですよ。」と言いたかったからなんです。
ただし、もともと温水洗浄便座がついてない場合、タンクへ水を貯めるパイプを温水洗浄便座へ分岐させる必要があるで、DIYになれてないとちょっと敷居が高いかとおもいます。それでも、①元栓止めて、②付属の分岐パイプを差し込んで、③便器へ接続する。だけですけど。水回りなので、カチっとはめ込まなければ、アワアワしちゃいますね。。
取り替え作業1 元栓止める
最初にすべきことは、立ち上がってるパイプにある元栓を止める作業です。
うちの場合、写真にある黒いところ。マイナスドライバーなどでねじ込んで水流を止めます。これをしないと、便座を取外すときホースを外したら、トイレが水浸しですww
なお新しい温水洗浄便座にも、この分岐パイプ以外にホースもついていますが、うちのはまだ大丈夫だったので既存のものを流用しました。今後ホースやパッキンが劣化して水漏れ起こしたとき用に、とっておきます。
取り替え作業2 元温水洗浄便座を外す
外す箇所は、2つ。
まず上記分岐ホースです。
規格はどのメーカでも同じなのでこのまま新しい温水洗浄便座につなぎ込めます。
上で元栓を止めましたが、ホース内にはかならず水が残っているので、雑巾はひいておきましょう。
つぎに旧温水洗浄便座と便器が締結されているボルト。これは手で外せます。
外し終わったら、本体横にある「止め」を押しながら便器に向かって手前にスライドすると温水洗浄便座が外れます。この辺は旧温水洗浄便座の取説とかみたほうがいいかもしれません。「止め」の位置がわからないと、悩みます。
取り替え作業3 掃除
晴れて温水洗浄便座が取り外せたら十数年蓄積された「汚れ」が。。。比較的ちゃんと掃除してたほうなので、思ったほどじゃなかったですけど。なお作業時間の8割は掃除時間でしたwww
とうぜんこの作業の写真はなしです。
取り替え作業4 新温水洗浄便座の台座をつける
便座がきれいになったら、新しい温水洗浄便座の台座をつけます。
写真の台座を付属のボルトでつけるだけ。
前後も付属の型紙に合わせればだいたい合います。設置後に、便座のOリング部分と便器の先端をあわせる微調整をすればOKです。
取り替え作業5 新温水洗浄便座をはめ込む
取り外しと逆に、新温水洗浄便座を手前からタンク方向へスライドさせてはめ込みます。
カチっと感は正直ありませんでしたが、押し込んでから引いても便座が抜けなければOKです。
最後に取り替え作業2で外した分岐ホースを、差し込んでアタッチメントで締結、電源コンセントを差し込めば完了です。
掃除時間を入れても、だいたい10~20分ほどで完了しました。
最後に
便座なんてなかなか取り替えないから自分でできるのかなーってぼくも最初は思いましたが、調べてみるとこんなに簡単です。
特にトイレ周りはパーツが各社で共通化されているようで、どれでも合うように作られているようですね。
トイレトラブル時のみなさまのお助けになれば、とおもいます。