黒シュナ・エマの日記

2014年3月31日生まれの黒ミニチュアシュナウザーエマとその家族の日記です

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殿、利息でござる! は、予想外でござった!

 阿部サダヲが出演している映画「殿、利息でござる!」。ちょっと時間つぶしにアマゾンプライムビデオで見たのですが、かなり良い。歴史好き、史実好きのぼくにとってかなりいい映画でした

 おわらい時代劇かとおもってたら裏切られた

殿、利息でござる!

 舞台は仙台の貧しい小さな宿場町の吉岡宿。宿場町は、街道筋で賑わうところかと思いきや、金欠・倹約の仙台藩のお達しで、参勤交代の労役(馬出し、荷物運び)は、すべて宿場の農民がタダで駆り出されるというルールのもと、農民が仙台藩に金を貸し付けて利息を得ようという企みをどのように成就させるか、といったストーリーの映画です。

 この映画はネタバレなく最後まで見てほしいので、登場人物やストーリーになにもふれたくないのですが、映画の冒頭、瑛太が京から故郷の吉岡宿に帰ってきたところから始まり、瑛太を中心に話が進むので、ずっと瑛太が主人公だとおもって見ていましたが、最後まで見ると阿部サダヲが主人公だったんだな、と、はっと気づくことになります。(これってかなりなネタバレか。)

めずらしくシリアスサダヲ

 そもそも暇つぶしだったので難しい映画はさけて、表題・パッケージからチョイスしたぐらいですから、まったく期待を裏切られた(もちろん、いい意味で)映画でした。

 ジャンル的に、少し前に見た「超高速!参勤交代」的な映画だとおもってました。ですが、「マルモのおきて」のように「えーーーーーーっ!」みたいなのは無いし、「パコと魔法の絵本」みたいに、ファンキーでサイケな役柄でもありませんでした。劇中笑顔のシーンはラストぐらいじゃなかったかな...。少なくともパッケージのサダヲは、パッケージのイメージ広告として撮影されたものじゃないでしょうか。

 シリアスってことは重苦しい映画なのか、というとそういう意味じゃなくて、舞台で鍛えた独特の間や店舗の良いセリフは阿部サダヲキャラを踏襲したような役柄になっていました。そこは安心して鑑賞ください。

実は実話の「殿、利息でござる!」

 映画を見割ったあと、「え」ってことでGoogle検索してみたら、やっぱり実話でした。「無私の日本人」という史実を元にした書籍が原作なんだそうです。

無私の日本人 (文春文庫)

 「無私の日本人」が映画「殿、利息でござる!」になるまでの道のりがまたすごい。京都の一般人がテレビ会社の娘に送り、娘が同僚に広めていくうち、同僚の元同僚が映画監督、脚本家の中村 義洋さんの奥さんで...。とうそみたいな話です。

 このように話が広まったのは「無私の日本人」が、自己犠牲、慎ましい、無言実行、といった正統派日本人DNAを持つ人だったからなんでしょうね、多くは言いませんが。

 また、吉岡宿は、上町、中町、下町から成り立つ細長い宿場町だってことが、今年の夏行った奈良井宿(関連:奈良井宿の夏祭りのあと - 黒シュナ・エマの日記 )を彷彿とさせたところが興味をそそったところ。

 街道筋の宿場町はみんな細長く、上中下とグルーピングされているのかもしれないですけどね。

 ともかく、この映画、大きく感動や大笑いすることはないですが、クスりとしつつ、涙ぐみ、見終わったあとほっこりしてしまう、すばらしい映画でした。