先日、子供の運動会がありましたが運動会といえば子供の活躍の場面をできるだけキレイに残しておきたいというのが親心。
これまでカメラ撮影はパパさんの仕事だと思っていたのですが、今回の運動会では、ほぼすべてのママさんがデジタル一眼レフやミラーレスを持っていることにびっくりしました。
ママさんたちはどんなデジカメを持っていたのでしょうか。まとめてみました。
やはり小さくて軽くて優れた描写が一番
ママさんが持っているデジカメは、やはり小型で取り回しが効くもの、という印象でした。そしてほとんどのママさんはデジタル一眼レフかミラーレスを持っていたあたり、コンデジにはない描写力を求めているとおもわれます。
当然ですね。子供の輝く一瞬を捉えたいから。そこに妥協はないわけです。
そんなママさんたちで一番みなさんが持っていたのが以下です!
ソニー ミラーレス一眼 α6300
ソニーのミラーレス α6300は、αシリーズで中級機に位置します。エントリーモデルじゃないんです。
APS-Cサイズのミラーレスでは一番人気のデジカメです。特徴的なのはフォーカス性能。センサー密度がなんと位相差425点・コントラスト169点という、これまでのデジカメではありえない密度とカバー範囲です。
一般的なデジカメでファインダーを覗くと中心とその周辺にいくつか点があるとおもいます。これが焦点を合わせるためのセンサーです。
上述したように、中心部分にセンサーがあるので、そこから外れた位置、フレームの端とかではピントを合わせることができません。構図的に、端に被写体を持ってきたい場合は、一度被写体を中心にもってきて、シャッター半押しでピントを合わせてから、フレームワークするという動作が必要でした。
いっぽう、α6300はファインダーの視野一面にこのセンサーがあります。他のスマイル検知や動態検知と合わせて、被写体が端にいてもしっかりピントをあわせてくれるようになるのです。
α6300のスペック
- 画像素子:APS-C
- 画素数 :2420万画素
- フォーカス:425点(位相差)/169点(コントラスト)
- 液晶パネル:3インチ(タッチパネル)
- シャッター:11コマ/秒
- 重さ :404グラム
- 動画 :4k動画対応
SONY ミラーレス一眼 α6000
上のα6300の前機種ですが、発売当日一世風靡した銘器と呼べるミラーレス一眼です。10万円以下のミラーレスなら最も期待できる性能じゃないかとおもいます。
暗がりなど悪条件での描写をキレイにするHDR撮影が搭載されているのが特徴です。液晶モニターはバリアングルですが、180度自分に向ける自撮りには対応していません。ですが、一眼レフの中ではミドルクラスに匹敵するシャッタースピード、フォーカス速度、画像エンジンとコスパとしては最高クラスです。
別記事でα6000のアクセサリーについてまとめていますので、ご参考にどうぞ
ソニーのミラーレスα6000を買ったら絶対揃えるべきアクセサリー一覧
ソニーミラーレス一眼α6000スペック
- 画像素子:APS-C
- 画素数 :2430万画素
- フォーカス:4179点(位相差)/25点(コントラスト)
- 液晶パネル:3インチ/チルト/タッチパネル
- シャッター:11コマ/秒
- 重さ :344グラム
- 動画 :フルHD
オリンパス OM-D E-M10 MarkIII
僕は実はオリンパスのデジカメは使ったことがないので、使い勝手についてはよくわからないのですが、昔ながらの風合いがのこるおしゃれカメラとして定評があるようです。
オリンパスのスグレどころは、手ぶれ補正です。5軸対応メカニカル補正といって、あらゆる角度のブレに対応しています。カメラ撮影に慣れていない人、特にファインダーを覗いて脇を締めてってことをしないで液晶を見ながらそのままシャッターを押すママさんたちにはかなり有効な機能です。
またオリンパスのレンズは、他社に比べて薄いのも携帯性・小型を重視したママさん向けじゃないでしょうか。
OM-D E-M10 MarkIIIのスペック
- 画像素子:マイクロフォーサーズ
- 画素数 :1605万画素
- フォーカス:121点(コントラストAF)
- 液晶パネル:3.0型 可動式液晶
- シャッター:約8.6コマ / 秒
- 重さ :約410グラム
- 動画 :4k動画対応
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M10
これまた女性のなかでおしゃれカメラとして評判らしいCanonのミラーレス一眼です。本体がシルバー、ホワイト、ブラックと選べるのもその一因かもしれません。
ぼくばKiss7を買った時期は、キャノンさんはどこかミラーレスに消極的でしたが、さすがにミラーレスの潮流に逆らえないということで、バタバタエントリーモデルから中級機種までラインナップを揃えてきました。
M-10は、エントリーモデルに位置するとおもいますが、レンズ取替えが可能で、この本体サイズ・この重さなところは、カメラ好きにはサブカメラとしてほしいかぎりです。
フォーカス性能は、位相差AFとコントラストAFのハイブリッド式で、測距点は49点となりますが、実質5万以下で買えるミラーレスとしては申し分ない機能かと思われます。
EOS M-10スペック
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M5
EOS M5は、キャノンミラーレス一眼の3代目 EOS M3の上位機種の位置付けです。そして、キャノンミラーレスとしては最上位機種。こんなカメラをもっているなんて羨ましいー。
撮像素子はミラーレスとしてはお決まりのAPS-Cですが、画像エンジンが最新のDIGIC 7。語弊を恐れないで言えば、難しいシチュエーションでもカンタンにキレイに撮れるってことです。例えば、場所取りしたところから子供の方向が逆光になっててピントが合わない、とか、子供が待機しているところを取りたいけど、日陰の暗がりになっててどうしても暗く写ってしまう、なんてことが少なくなる(はず)です。
また、この機種はキャノンミラーレスの弱点である連射性能を大幅にあげて、9枚/秒になっています。
EOS M5のスペック
- 画像素子:APS-C
- 画素数 :2420万画素
- フォーカス:デュアルピクセルCMOS AF
- 液晶パネル:3.2インチ/タッチパネル式
- シャッター:約9.0コマ / 秒
- 重さ :約427グラム
- 動画 :フルHD
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X8i
デジイチは正直言って少数派イメージでした。たぶんセミプロパパさんはハイエンド機種を持ち、パシャパシャ取りたいママさんは小さくキレイに撮れるということでミラーレス人気なんだと思います。
そんななかでデジイチ持ちが多かったのは、このキャノンと後述するニコンですかね。もう僕のKiss7は流石にあまり持ってなかったな。。
すでにこのクラスの一眼レフカメラは新機種が出ているので、値段がぐっと下がっているのが魅力なんでしょうか。格安の入門機といって過言じゃないとおもいます。
画像エンジンは今では一世代前のDIGIC 6ですが、この時代から画素数は2400万画素オーバーになり、画素数が上がることで多くなるノイズを抑えるためのDIGIC 6なので、細部まで鮮明な描写ができるようになります。
EOS Kiss8iのスペック
- 画像素子:APS-C
- 画素数 :2420万画素
- フォーカス:19点AF(オールクロス)
- 液晶パネル:3.2インチ/タッチパネル式
- シャッター:約5コマ / 秒
- 重さ :約510グラム
- 動画 :フルHD
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3400
D3400はニコンデジタル一眼レフの入門機です。キャノンでいうとEOS Kiss 8iがライバル機種になります。
D3400は、定評のある画像エンジン EXPEED4が搭載されています。EXPEED4はノイズレスな写真が撮れると評判で、ISO感度も下げることが可能、つまり室内や夜景なんかの撮影にも強いということですね。
またD3400には白飛び(被写体より明るい空が真っ白になってしまう)や黒つぶれ(暗い影部分が真っ黒になってしまう)を防ぐ、アクティブD-ライティングという機能が搭載されています。つまり逆光状態にとても強いという運動会のシチュエーションには持って来いの機能です。
ニコン D3400のスペック
最後に
これ以外にもまだまだいっぱいいろんな機種がありました。パパさんのハイエンド一眼レフと赤帯Canon望遠レンズは(悔しいから)無視するとして、みなさんいい機種をお持ちなのでいい作品をぜひ残していただきたいとおもいます。
最後に運動会で写真を撮るコツをまとめた記事がありますので、ご参考にどうぞ。