ある日こどもが「タオルとハンカチって何が違うの?」と。。。
ハンカチは薄いキレで出来ていて真四角だよね。タオルはもふもふ(パイル生地)で出来ていて、ハンドタオルだけじゃなくてフェイスタオルとかバスタオルとかいろんなのがあるよ。と苦し紛れに答えましたが、こっそり調べてみたら目からウロコ・・・
ハンカチは驚愕の歴史
ハンカチはいつからあったのか調べてみると、なんと紀元前3000年の墳墓発掘で精巧な織布が見つかっているそうです。当時はさすがにハンカチとは呼ばれてはいませんが、王族しか持てない高価な布という認識はあったようです。
カチーフという布
photo credit: Leo Reynolds handkerchief box via photopin (license)
ハンカチの語源はハンカチーフ[handkerchirf]の略称です。カチーフ[kerchief]というのは「頭を覆う布」という意味であり、中世ヨーロッパの女性は頭をカチーフで覆うのがファッションだったようです。
その後帽子が流行し帽子をかぶることが主流となると、カチーフは頭ではなく首に巻くようになったようです。ネッカチーフ[neckerchief]の始まりです。また時系列的には不明ですが手に布をもつようになりこれをハンカチーフ[handkerchief]と呼ぶようになったそうです。
ちなみに、欧米ではハンカチで鼻をかむのはいたって普通なこと。映画でもよく目にしますよね。フランス語でハンカチのことを "mouchoir" と綴りますがこれは「鼻をかむ」という動詞「moucher」から来ているそうです。
なんと正方形になったのは、あの人の発言
ルイ16世の時代、ハンカチーフは大型の布で形も丸やたまご型などさまざま。親から子へ受け継ぐもの、または男性から女性へ贈られるという趣向を凝らした品物でした。
素材は絹で刺繍や装飾が施された高級品だったようです。
ところがある日、当時のファッションリーダー、マリー・アントワネットが「ハンカチは正方形にして」といったことから、1785年、ルイ16世が「国内において、ハンカチの1辺は縦横同一たるべし」との法令を布告し正方形に規格化されたということです。
一次資料を見ていないので、マリー・アントワネットがどんな心境で「正方形」にこだわったのかわかりませんが、なにか不便があったんですかね。とはいえマリー・アントワネットの発言がなければ、いまでもハンカチはいろんな形のままだったのかもしれないことを思うと偉大な功績です。
ハンドタオル
いっぽうハンドタオルのほうですが、タオルハンカチともいいますが、タオルと付くくらいなので生地がタオル。つまりループパイルになっているものを指します。
タオルの起源は定かではありませんが、ループパイルが生まれたのが、1702年ということなので、300年以上前のことになりますね。
タオルのほうは、面白いトリビアは見つからなかったのですが、国内最大規模のタオル産地四国愛媛県北部の地で百十余年の歴史がある今治タオルといえば有名らしいです。
今治タオルは「最初に洗濯しなくても吸水性の良いタオル」、「柔軟剤を使用して洗わないタオル」として、タオル片を水に浮かべ、5秒以内に水に沈むかどうかを「未洗濯」と「3回洗濯」の2回に分けて検査するという独自の品質基準をクリアした商品のみを認定しています。
ということだそうです。へぇー。
今治タオルの口コミは絶賛の嵐
「この間友達の出産祝いの御礼で今治タオルを貰ったのだけど、肌触りのもっふり感と吸水力が凄すぎて今治タオルの素晴らしさを実感した。有名なのは知ってたけど、ここまでとは!」
というのがあり、ますます気になる^^
最後にタオル犬
タオルを掘ってもぜんぜん面白くないので、最後にたまたま見つけたのがシャーペイという、わんこをご紹介します。
シャーペイは、中国原産の大変古い起源をもつ犬で、シャー・ペイまたはチャイニーズ・シャー・ペイと呼ばれています。中国語で、砂のような(ざらざらした)皮という意味だそうです。
体長と体高がほぼ同じの中型犬で、頭は大きく短吻で口は大きく開き、耳と目は小さいが首はしっかりと太い。
なぜ、ここでシャー・ペイかというと、この写真です!
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出典:chiebukuro.yahoo.co.jp
数秒間どこがどうなっているのか理解できなかった。。。ほんとタオルみたいでかわいい!