肛門腺絞りって知ってますか?
ぼくは動物病院で定期検診したときに、「肛門腺絞りやっておきましたよ。」と言われて、初めて知ったのですが、簡単にいうと肛門を絞って溜まった分泌物を出してあげることです。
聴いてみると簡単そうですが、いざ自分でとなると尻込みする方もいるそうですが、とても大事なんだそうです。
肛門腺とは?
肛門腺とは、肛門の両端にある臭腺です。この臭腺に、強いニオイを発する分泌物がはいっています。
スカンクのくさ~いオナラ、だれもが知っているかとおもいます。実際に、やってるところみたことありますか?
あのくさ~いおならの正体が、この肛門腺の分泌物なんですって。
テレビでやってましたが、敵が近づくとスカンクは、くるっと背中(おしり)を向けて、おしりから霧状になにか吹きかけます。これがその正体。
これがかかると、なかなか落ちないんだそうです(汗)
わんこやにゃんこにも、同じく肛門腺がありますが大分退化しているそうです。
それだけに、定期的に肛門腺を絞って中の分泌物を出してあげないと、溜まり続けるので化膿したり炎症を起こしたりするそうです。
頻度は個体差や体格差によりますが、だいたい一ヶ月に1回は絞ってあげたいですね。
肛門腺絞りはとってもカンタン
トリマーさんのところや定期的に病院に通われているワンちゃんなら、おそらくそこで肛門腺絞りはやってもらっているとおもいます。
ですが、あまりそういったところにいかないワンコは、ご自分で肛門腺をしぼってあげましょう。
- しっぽを上につまみ上げる
- 肛門の4時ー8時の位置あたりを、親指と人差し指でつまみ上げる
これで、適度に力を入れれば絞れます。
肛門の括約筋をつまむようにします。力の入れ具合も1回やるとすぐわかるとおもいます。
ニオイがキツイので気をつけて
うちのエマの場合は、いつもシャワーのときに肛門腺絞りをすませます。
すぐにシャワーで流せますので、手間なしです。
シャワーじゃない時に、肛門腺絞りをするなら、上述の肛門をつまみ上げる際に、ティッシュをかぶせて絞ることをオススメします。
わんこの場合、分泌物はとろっと出てくるので、飛び散りはしませんが、衣類や被毛につくとうんちとは違った強烈なニオイを発します。
またこれがずっと続きます。
鼻がひん曲がります。
気をつけてください。
最後に
ペットケアって、なんとなくやれと言われてやるより、理由を知ってからケアしてあげると、やり方もすぐわかるようになるし、忘れないとおもうんです。
言葉を発しないので、こちらから気にかけてあげないと、ですよね。